外壁や屋根は、なぜ塗装が必要なのですか?
塗装する理由
塗装を行う一番の目的は、
建材と建物の状態を長期間にわたり安全に維持することです。
1.建物に使われている金属が錆びたり、
木材やボード類が腐朽しないように雨水から保護します
2.物質を劣化させる要因となる太陽光(紫外線)、
酸素、二酸化炭素やNOxなどの空気中の気体、
太陽熱、害虫、強風、飛来物などから建物(建材)を守ります
3.建物の美しさを保ちます
が塗装を行う主な理由です。
建材の老化(酸化、腐朽)を防止する
塗装の最も大きな役割は、上に書いた1.と2.で、
建材の老化(酸化や腐朽)を防止することです。
建材の老化防止とはどういったことなのでしょうか。
金属(鉄骨や鉄板)の酸化(錆)を防止
金属(鉄)の表面に水が付着すると空気中から酸素が吸収されます。
鉄からは鉄イオンが溶けだします。
この酸素と鉄イオンが結合して酸化鉄、つまり錆が発生します。
金属が錆びるには、水と酸素の両方が必要です。
どちらか一方だけでは錆びません。
金属部分へ水が侵入しないように、
あるいは金属が酸素に触れないようにする方法として、
金属表面を塗装の塗膜で保護します。
木材やボードの腐朽を防止
栄養・温度・水分・空気の4つの発生条件がそろうと、
腐朽菌の活動が活発になります。
逆にひとつでも条件を欠くと腐朽菌は発生しません。
①栄養
「木が腐る」ということは、菌(腐朽菌)が木材の成分を分解してそれを養分とします。
②温度
木材腐朽菌は30℃前後が最も発育に適しており、3℃以下の環境では発生しにくくなります。
➂水分
大気中の湿度が高くかつ木材の含水率が20%以上になると腐朽菌は発生しやすくなり、
20%を下回ると発生しにくくなります。
④空気
腐朽菌は空気がないところでは発生しません。水中に浸かった木材が腐朽しないのはこのためです。
塗装することで、木材の含水率を上昇させない、
あるいは空気に触れさせないようにすることは腐朽菌を発生させません。
大型鋼製建造物の塗装
鉄道橋や本四連絡橋をはじめとした鉄骨製橋梁、
鉄骨製の横断歩道橋、高圧電線用の鉄塔などの大型鋼製建造物は、
鉄骨を塩害や酸化(錆)から守るために、塗装は不可欠です。
これら大型鋼製建造物の塗装は耐久性が高いことが最重要です。
温度変化、強風、降雨降雪などの厳しい自然環境に強い耐候性や
風、地震、振動などの外力にも負けない高接着力も必要となります。
これら大型鋼製建造物用の塗料開発で研究された技術・知識は、
戸建て住宅用の高耐久塗料にも生かされ製品化されています。
さいたま市、春日部市の塗装工事、リフォーム工事は、
一級建築士、一級建築施工管理技士、一級塗装技能士
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ブログ執筆者:一級建築士 佐藤
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