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無機塗料の耐久性以外の良さは何ですか?

外壁塗装の見積書をたくさん取られているお客様が、
私のブログをお読みになりご質問をくださいました。

「無機塗料は耐久性があって長持ちする塗料ということはわかっています。
 自身の年齢を考えると、耐久性はそれほど重要ではありません。
 無機塗料を選ぶ理由として耐久性以外に何かありますか?」
 

とのご質問でした。

無機塗料の耐久性以外の長所

無機塗料というと耐久性・耐候性が大きくクローズアップされますが、
無機塗料の利点は、次に掲げるように多様です。

1.汚れは雨に洗い流され、塗膜に定着しにくい

  →無機の親水性の性質により、
   セルフクリーニングで塗膜表面の汚れは洗い流される

2.熱や火に強い

  →無機はセラミックとも言い、熱や火に強い性質がある

3.カビや藻の発生が少ない

  →無機は塗膜が硬い上に、
   菌類(カビ・藻)が繁殖するために必要な栄養素を持たない

4.外観の美しさを長い時間保持することができる

  →紫外線による肌荒れが生じにくいので、上述した効果の持続時間が長い

無機塗料の特徴例:プレマテックス社タテイル(30年耐候)

ところで無機って何?

無機の対極にある言葉が有機です。
有機は一般的には炭素(C)を含む化合物を指します。

炭素は、生命体に関係した化合物であるところのタンパク質、
糖類、脂質、ホルモン、ビタミン、アミノ酸、核酸(DNAやRNA)
などを形成している、根源にある元素です。

無機は「有機ではないもの」となりますので、
炭素(C)や水素(H)を含まない物質のことです。
金属類、ミネラル、ガラス、シリコンなどが無機物です。

無機物は紫外線で劣化したり、酸素で劣化(酸化)することはありません。
生命体や菌類、ウィルスの栄養源になることもありません。

ですので、塗料に無機物を混合することで、
耐久性・耐候性を向上させることができるのです。

が、無機物は硬い物質ですので、
柔らかさ(弾力)、伸び(伸張)を備えるには有機物も必要です。

無機物の混合割合は50%程度が限度とされ、それ以上の混合は、
塗料としての性能を十分に備えることが難しいとされています。

無機塗料で塗装して得る満足

ブログを読んでくださっている方の中には、
愛車をダイヤモンドコーティングなされている方もいらっしゃることでしょう。

私もダイヤモンドコーティング愛用者です。
美しい輝きが持続し、洗車の手間が少なくて済み、
少しくらいの汚れは雨が洗い流してくれます。

無機塗料はダイヤモンドコーティングと同じ効果を発揮します。
20年あるいは30年の間、
自宅の外壁が美しく輝き続けているのは気分の良いものです。

ご近隣の皆様は、
「長い間、ずっと奇麗で美しさを保っていて素晴らしい建物だ。」
と、眺められることと思います。

無機塗料のそのほかの長所


蛇足ですが、無機塗料の一般的な長所(メリット)も書いておきます。

1.塗装の塗り替え間隔が長くなるので、
  工事回数が減り工事中の煩わしさが減少する

2.塗り替え回数が減るので、外部の足場設置費用が減って、
  長い目で見ると塗り替えに掛る総費用は安くなる

3.塗装が長持ちするので外壁材の劣化を遅らせることができる


などがあります。

無機塗料の一番の推しは、前段でご紹介しました
「(セルフクリーニングと高耐久による)美しさと輝きの持続」です。

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ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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