塗装できる人は塗装技能士だけですか?
エイチペイントのホームページを見たお客様からのご質問でした。
「そちらのホームページに一級塗装技能士が在籍していると書いてあります。
塗装技能士でないと塗装工事は行ってはいけないのですか?」
A:いいえ、塗装工事を行うために必要となる資格はありません。
誰でも塗装することができます。
自動車を運転するには自動車運転免許が必要です。
建物の設計をしたり建設工事の監理を行うには建築士の資格が必要であったり、
電気工事を行うときには電気工事士という資格が必要です。
このような資格(免許)が必要なものを業務独占資格と呼び、
資格取得者以外がその業務を行うことは禁止されています。
しかし、塗装工事は必要となる資格・免許はありませんので、
誰でもが自由に塗装工事を行うことが出来ます。
塗装技能士とは何?
塗装技能士は業務独占資格ではありませんが、
一定水準以上の知識や技能を有していることを、
国が認証する国家資格の一つです。
一級塗装技能士を受験するには学校卒業後に一定の実務経験が必要で、
高校卒は7年、専門学校卒は5年、大学卒は4年が必要年数になります。
塗装技能士試験は、学科試験で塗装に関する知識を検定し、
実技試験によって、その塗装知識の活用と塗装技術の習熟度を審査します。
実技試験は約5時間~6時間の制限時間内に、
塗装作業の全工程を一通り行い、仕様の誤りや施工手順に誤りが無いか、
作業態度に問題は無いかなどを審査し採点します。
学科は概ね70点、実技は概ね60点が合格点となり、
実技と学科併せての合格率は約50%です。
塗装技能士資格を持っていると...
建設業許可を取得する際に必要な専任技術者や、
公共工事を行う際に選任が必要となる主任技術者や監理技術者になることができます。
当社の場合は、一級建築士が一級建築士事務所登録を、
一級建築士や一級建築施工管理技士が建設業許可の取得要件を満たしています。
公共工事を行う際、
一級建築士あるいは一級建築施工管理技士と二級建築施工管理技士は、
主任技術者にも監理技術者にもなることができますので、
エイチペイントは公共工事を請け負うことも可能です。
経験豊富な塗装職人も在籍しています
エイチペイントには、資格は持っていないのですが、
経験年数が30年や20年といったベテラン塗装職人も在籍しています。
資格を持っていないから、
塗装に関する知識や技術が劣ることは決してありません。
むしろ経験が豊富である分、塗料の知識や塗装テクニックにおいて、
有資格者に勝る力を発揮してくれる場面が多々あります。
一級建築士の私も若いころは、経験豊富な塗装職人さんに意見を求め、
いろいろと教えられ勉強になった現場が幾多とあります。
エイチペイントの塗装職人
縁切りを書いたブログの中で、
エイチペイントの塗装職人が高い品質を求めて、
見えないところにまで気を配る一例をご紹介しました。
ここでもう一つ自慢させていただきますと、
エイチペイントの塗装職人は勉強熱心な人が多いと感じています。
職長さんから若手まで、塗料メーカーの研修、講習会に積極的に参加し、
新しい塗料や塗装技術を学ぶ気持ちは、他社さんに比べて強いと思います。
もともと持っている手先の器用さを生かした塗装職人、
生まれ持ったセンスの良さを生かした塗装職人が、
日々研鑽を重ね、エイチペイントの高品質塗装を支えてくれています。