バルコニーの防水工事もお願いできますか?
外壁塗装、屋根塗装の工事をご検討のお客様から、
「バルコニーの防水も悪くなっていると思いますので、一緒に工事をお願いできますか?」
とのご依頼がありました。
エイチペイントは防水工事、内装工事、
電気工事、給排水工事なども承っています
エイチペイントは、
株式会社インターコンテックが運営している塗装工事部門のブランド名です。
インターコンテック自体は、
建物全体のリノベーションやリニューアルなど、
少し大掛かりな工事を承っています。
定期的に行うメンテナンス性の高い工事は、
専門分野別に分けることで、適正価格かつ高品質な工事をご提供しています。
中小ビル向けの防水工事や大規模修繕工事は東京防水(リニューアル部)が承り、
戸建て住宅などの塗装工事はエイチペイント(リフォーム部)が担当しています。
インターコンテックは21種の建設業許可を取得し、
防水工事、内装工事、塗装工事の職人はもちろんのこと、
給排水、電気工事、空調工事などの設備系技術者も在籍する施工会社です。
バルコニーの防水で多い種類は...
木造戸建て住宅のバルコニー防水で多いのはFRP防水です。
防水下地が容易に作成でき、防水層自体も簡単に短工期で作ることができるからです。
ウレタン防水はFRP防水の次に良く使われ、
広めのルーフバルコニーなどにはシート防水も使われます。
FRP防水とは
FRP防水は、ガラス繊維とポリエステル樹脂を交互に2回づつ塗り重ね、
最後にトップコートを塗って仕上げる塗膜防水です。
ポリエステル樹脂はプラスチックを作る樹脂で、
繊維(Fiber)、強化(Reinforced)、プラスチック(Plastics)
の頭文字を取ってFRPと呼ばれています。
プラスチックは強度は高いが弾性の無い素材ですので、
ガラス繊維などの弾性に富んだ材料を補強材として使用することで、
軽量で、弾性も強度も高い防水塗膜を作ることが可能となります。
FRP防水の特徴
1.軽量
2.強靭
3.耐水性、耐候性、耐食性が高い
4.乾燥が早いので短工期
5.他の防水工法と比較して費用が高い
6.広い面積には向かない
7.伸縮性がないので、下地の伸縮が大きい場所には向かない
FRP防水のガラス繊維が見える状態は、劣化のサインです
FRP防水の表面はトップコートという、
いわゆる日焼け止めの役目をする塗料が塗られています。
トップコートのひび割れや剥がれが小さい場合は、
トップコートを再塗装することで対応できることもあります。
しかしガラス繊維が見えたり、その下の合板が見える状態ですと、
トップコートの塗り替えだけでは、防水を保証することはできません。
劣化し硬直したFRP防水の上に、新しいFRP防水を被せることはお薦めはしません。
元のFRP防水のひび割れが新しいFRP防水層のひび割れを誘発する可能性が高いためです。
硬直化したFRP防水層の上には、
柔らかく伸びる素材のウレタン樹脂を使った防水が適します。
ウレタン防水とは
ウレタンは弾性があり強度が高いので、ウレタン樹脂だけで防水層を作ることができます。
ウレタン防水は、下地に密着させて防水層をつくる密着工法と、
下地の水分を外部に逃がすために、通気層を設ける通気緩衝工法の2種類があります。
それぞれの使い分けや特徴については、別の機会に譲りますが、
バルコニーやベランダは、比較的小面積の場所になりますので、
ウレタン防水密着工法が適しています。
ウレタン防水の特徴
1.弾性があり伸びやすい素材
2.適度な塗膜強さがある
3.耐水性、耐候性、耐薬品性が高い
4.塗り重ねができるのでメンテナンス費用が安い
5.複雑な場所、狭い場所の防水に向いている
6.ほぼ全ての下地に対応した防水が可能
7.施工職人による品質のバラツキが生じやすい