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シーリングの基本的なことを教えて貰えますか?

「見積書の中にシーリング工事って書いてあるのですが、
どの場所でどういった工事をするのですか?コーキング工事とは違うのですか?」

とのご質問を受けました。

シーリング工事は部材が交わる隙間部分や合わせ目(目地)に、
シーリング材を充填して防水性、気密性を高める工事のことを言います。

一般的な戸建て住宅で簡単に確認できる箇所は、
外壁材の合わせ目、外壁とサッシの合わせ目、外壁とドアの合わせ目などがあります。

シーリング工事とコーキング工事は同じです

油性コーキング材料が外国から日本に輸入されはじめたのが1951年です。
和訳された油性コーキングという言葉がJISに記載され、
建設現場などを通して建設関係者の間で広まっていきました。

ちなみに、JISの用語の定義から油性コーキングという言葉が2000年に消えました。
JISから消える前のコーキングの定義は、
「ペースト状のシーリング材をコーキング材と呼ぶ」というものでした。

現在のJISでは・・・

JIS(2019年から日本工業規格から日本産業規格に名称変更)には、
用語の定義として次のように書かれています。

シーリング材

構造体の目地、間げき(隙)部分に充てん(填)して防水性、気密性などの機能を発揮させる材料。
不定形の状態で用い、硬化又は乾燥することで、接着力及び凝集力によって目地をシールするための材料。

公共工事標準仕様書にもシーリング工事という用語が使われています。

工事を行う場所(部位)、目的によって、
最適なシーリング材を選びます

シーリング材には主成分の合成樹脂による種類分けがあり、
シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系、アクリル系、ポリサルファイド系などがあります。

使う場所や求める性能、
耐久性、耐候性、弾性、動きの有る無しなどの条件に合わせて、
最適なシーリング材料を選ぶことが重要です。

〇シリコン系


お風呂やキッチンなどの水まわりで使われるシーリング材として最も普及しています。
耐久性、耐候性、耐熱性、撥水性に優れています。


〇変性シリコン系


シーリング材の上に塗装ができるため、主に外壁で使われます。
水まわりでも使用することができる万能なシーリング材ですが、
耐久性はシリコン系に比べ劣り、密着性はウレタン系よりも劣ります。

「シリコン系」と「変成シリコン系」はシリコンという同じ単語が含まれているため、
同じような性質を持つと思われがちですが、実は主成分となる樹脂の種類が異なります。

「変性シリコン系」は、ウレタン系をグレードアップしたものです。


〇ウレタン系


主にコンクリートのひび割れの補修や木材に使用します。
密着性に優れ、硬化すると弾力性が豊かな仕上がりになります。

反面、紫外線に弱いので上からの塗装が必要となります。
成分が溶出したり、廻りを汚しやすいシーリング材ですので、
ノンブリードタイプ(成分溶出を抑えたタイプ)をお薦めします。


〇アクリル系


1980年以前、外壁のシーリング材として非常に多くの場面で使用されてきました。

耐紫外線は比較的高いのですが、低温下での使用は難しいこと、
動きに対する耐久性が低く、経年により硬化しひび割れが起こることから、
現在ではほとんど使用されなくなったシーリング材です。

〇油性


シーリング材(コーキング材)の草分けです。
酸素で硬化して表面に皮膜を作り、内部は硬化しないマスティックタイプです。
ひび割れの追随性が高いため昭和時代の防水には欠かせませんでした。

また、原料は天然の亜麻仁油でCO2の発生の抑制になることから、近年、見直されてはいます。
ただし、動きに対する 耐久性が低く、経年によるひび割れが起こったり、
シール廻りの油汚染が少なからず出現しますので、使用量自体は減少傾向です。

〇ポリサルファイド系

表面仕上げ性が良く、接着性が安定しているシーリング材です。
弾性が非常に高いので、温度変化や振動などにより動きが比較的激しい部位、
タイル目地や石目地のシーリング材として新築時に多用されています。
高温、高湿時に発泡する恐れがありますので、施工時は注意が必要です。

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一成分形と二成分形の違いは?・・・

シーリング材の一成分形と二成分形の違いは、基本的に塗料の一液型と二液型の違いと同じです。
一成分形は既に硬化剤が混合封入された状態で届きますので、開封後すぐに使用できます。
二成分形は作業前に主剤と硬化剤を混合させて使用します。

一成分形は硬化剤の混合が必要ないため、
職人による技術差が出ないので品質が安定しています。

二成分形は、多少の低温や高湿でも比較的良好な硬化乾燥が可能です。
硬化乾燥が適切に行われなかったシーリングは耐久性が悪くなります。

冬季や気温が低くなる高山間地、湿度が高い時期は、
二成分形を使用するケースが多くなります。


シーリング材メーカーは、同じ合成樹脂・成分の場合、
一成分形と二成分形の違いによって、耐候性、耐久性に差は生じないとしています。

長年多くの現場を見てきて、
仕上りの美しさ、耐久性を左右する要因は、
成分形の違いよりも、適切なシーリング材を用い、適切な手順で、
決められた養生期間を守って施工が行われたかが大事だと思っています。

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