知っておきたい外壁用語集

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フィラー

塗装工事で用いるフィラーは、パテ処理した塗装面の保護、パテ面の微調整や、吸着性の向上、上塗り塗料の溶剤の揮発不良が原因で起きるリフティング(塗膜の表面が縮み模様になること)の予防などを目的として用いる中塗り材のことを言います。サーフェサーとも呼び、下塗り塗料のシーラー、プライマーの塗布後に塗ることで仕上げ塗料の定着が良くなり、塗膜を長持ちさせることができます。フィラーの処理が不適切だった場合、塗膜剥離を起こしたり、ひび割れが起きたりします。フィラーには小さなひび割れ(ヘアークラック)や下地の凸凹を補修する機能があります。微弾性フィラーはモルタル壁の下塗り材としてよく使われ、シーラーとフィラーの機能を兼ね備えた塗料です。
広義では隙間を埋める部材全般を言い、隙間を埋めること自体もフィラーと呼びます。詰め物をすることによって平らに見せることができ、仕上げを平滑にすることができます。システムキッチンやシステム収納家具などを設置する場合、天井、床、壁が寸分違わない水平や垂直ではありません。完全に納まるとは限りませんので、小さめに製作し隙間を埋めるフィラー(幕板)を使って一体化を図ります。セメント系の場合には、目違いや不陸調整に多く使われます。鉄骨のフランジやウェブをボルト接合する際に生じる隙間を、薄い鉄板を入れて調整を行いますが、この鉄板をフィラーと呼びます。
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