知っておきたい外壁用語集

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タスペーサー

スレート屋根の塗装時は、上のスレート屋根材と下のスレート屋根材の重ね隙間を塗膜で塞いでしまいます。重ね隙間は、雨や水蒸気の抜け道になっていますので、これを塞ぐことは内部結露を招き、最悪雨漏りに繋がる恐れがあります。塗膜で塞いでしまった隙間を作るために、塗膜を切る作業を縁切りと呼び、通常はカッターや皮すきという金属ヘラで作業を行います。タスペーサーは重ね隙間に挿入する板状の部材で、縁切り作業に替わる作業を簡易化することができる部材です。1996〜2008年頃のスレート屋根材はアスベストの使用を止め、代替品への移行期で強度・耐久性に疑問がある製品も多く、タスペーサーを使用すると割れてしまう製品もあります。タスペーサーを使用すると、縁切り部分の塗膜が剥がれる心配がない、塗装した翌日に縁切りをしても穴がふさがらない、作業時間が短縮できるなどのメリットがありますが、費用が掛かる、スレートが割れるおそれがあるなどのデメリットもあります。
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