知っておきたい外壁用語集

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セラミックタイル

天然の石材や粘土を焼き固めて微粉末状に練り上げ、高圧プレス機で成形し1300度程度の高熱で焼き上げて製造します。超微粒子の結合体であるため吸水性が非常に小さく、光沢があるため高価に見えたり、硬度が高いため耐久性が良いなどのメリットがあります。一方、鏡面仕上げの物はワックスが塗れなかったり、滑りやすいなどのデメリットもあります。これまで石張りや塩ビ系素材が一般的だった床や壁にセラミックタイルが使われ始め、大判化、薄型化、デザインの洗練が進み、サイディングの素材としても使われるようになってきました。少し前までは、一般に流通するセラミックタイルの最大寸法は600mm角でしたが、今では3000×1500mmを超える大判をつくることも可能です。薄型化は2010年頃から少しずつ進み、一般的なセラミックタイルの厚さは9~10mmですが、近年は厚さ5mmを下回っています。薄くしても必要な強度を確保できる製造技術が磨かれ、さらに薄い3mmでもつくれるレベルに達しています。デザインの洗練は、主にセラミックタイル表面に施すプリント技術の向上によるものです。かつては単色のみでしたが、プリント技術が発達した今では、大理石をはじめとする各種の天然石の表情から、レンガ、テラコッタ、木目調、アンティーク調まで、多彩なデザインの製品が生み出されています。同じ石の柄でも、磨きや粗面、叩き、割り肌など、石材と同じような仕上げのデザインがあり、凹凸のある表面の質感も再現されています。実際に天然石タイルと見比べても区別がつかないほど、その表情は自然なものです。
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