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木板外壁や木目を生かす塗料で、お薦めはありますか?

先日、工事完了してからずっと雨漏りが続いている建物の調査に行ってまいりました。
設計事務所や建設会社に雨漏り修繕をお願いしても、
真摯に対応してくれないとのことで、お困りの末のご相談でした。

「新築してからまだ1年半なのに、外壁木板の割れや反りも激しくて困っています。
 何か良い塗料、改善方法などはありませんか?」と外壁に関するご相談もお受けしました。


A:この建物の木板に使用した塗料は、
  木の中に染み込むタイプの浸透性塗料を使っています。
  

  (1)浸透が十分に行き渡らなかった
  (2)水性の塗料を使った
  (3)適切かつ十分に乾燥させた木板を使わなかった

  のいずれかの問題により、割れや反りが激しく表れた可能性があります。
  
  

  油性の浸透性塗料を再浸透させるか、
  造膜タイプの透明塗料を使って塗装する方法があります。

浸透性塗料とは

木肌の風合いを愉しみたい、自然な木質感を味わいたい場合には、
浸透性塗料を好む方が多くいらっしゃいます。


浸透性塗料にも油性と水性があります。
浸透させるには水性のほうが良いのでは?と考えがちですが、
木質内部は木脂などの油脂成分が多く含まれていますので、
油性を使用したほうが塗料の浸透性が良く、ムラなく奥深くまで行き渡ります。


水性の浸透性タイプはこれら木油脂に弾かれ、
木の内部まで浸透することは難しくなります。

代表的な浸透性塗料

・キシラデコール

https://www.xyladecor.jp/products/xyladecor.html

 種類が豊富でDIYでも活躍している塗料です。
 造膜タイプもあります。

キシラデコールホームページより

・オスモカラー

https://osmo-edel.jp/product/osmocolor/

 植物脂と植物性ワックスから作った木専用のドイツメーカーの自然塗料です。
 環境に優しく人に優しい塗料です。

オスモカラーホームページより

・ワイティープルーフW

https://www.abc-t.co.jp/products/detail/9869.html

 
 ABC商会の浸透性木材保護塗料です。
 

ABC商会ホームページより

木肌を愉しむことが出来る造膜タイプとは... 

アクリル、ウレタン、ラッカーそれぞれにクリヤータイプが販売されています。
被塗装面に塗膜を作りますので、傷つきにくく雨風の影響を緩和することができます。

浸透性塗料は年月の経過とともに塗料成分が板の外に染み出してきますので、
造膜タイプよりも耐用年数が短くなるのが一般的です。

耐用年数、木材の傷つきにくさ、木材の保護を考えると、
造膜タイプのクリヤー塗料のほ方が良いのかも知れません。

また水性タイプと油性タイプがありますので、臭いが気になる市街地の場合は水性がお薦めです。

さいたま市、春日部市の塗装工事、リフォーム工事は、
一級建築士、一級建築施工管理技士、一級塗装技能士
がいる、高品質と信頼のエイチペイントにお任せください。


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フリーダイヤル 0120-414-112(9:00-18:00 土日も休まず営業)
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ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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