知っておきたい外壁用語集

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微生物汚染

外壁や屋根が、カビや藻などの菌類の繁殖により汚れている状態を言います。塗膜に傷がつき外壁材や屋根材の基材が水を含むようになることで微生物が繁殖します。一般に微生物が増殖するためには、空気(酸素)の有無,温度,pH,水分などの条件が整う必要があります。 微生物には酸素がないと発育のできない好気性微生物、酸素があっても無くても発育できる通性嫌気性微生物、酸素があると発育のできない嫌気性微生物の三つに大別されます。外壁や屋根で繁殖する微生物の多くは、好気性微生物あるいは通性嫌気性微生物です。微生物の多くは33℃ 近辺で最も繁殖力が高くなり、同温度より低くなるにつれて繁殖力は弱まり10℃近辺で発育が止まり、増殖下限温度は-10 ℃と言われています。微生物が必要とする水分活性は、水の水分活性を1としたとき、細菌は 0.94 以上,多くの微生物は0.9以上、酵母は 0.84 以上,カビは 0.80 以上で発育できることが実験から明らかになっています。防カビや防藻機能を持った塗料や添加剤が流通し、また光触媒塗料はカビや藻の微生物を分解し洗い流してくれる機能、セルフクリーニング機能を有していますので、清潔な壁面を長く維持することができます。
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